屋根の構造

小屋裏

・屋根の構造の種類

屋根の構造の種類は、一般的に木造住宅が多いことを考えると、ビルディング以外はほぼ屋根式による骨組みと板材によって仕上がっています。屋根自体は、軽い建材にする必要もあり、合板で処理されることが多く、その合板の上に、瓦やスレートが乗っかっている計算になります。そして、その板材と外壁建材の屋根の間に隙間があり、その部分に防水紙が貼られています。実際現在の防水紙は樹脂素材の耐久性の向上から、かなり高品質な造りになっています。もちろん、屋根内部の素材ですので、見た目はわかりませんが、樹脂の素材の改善が、かなりの耐久性を保証しています。これは最新式の防水紙の仕組みで、昭和時代から建っているような建材の中には、その摩耗や劣化が激しい場合が多いのです。熱の変化により樹脂素材が摩耗することはよくあり、かなりの樹脂素材でなければ全天候タイプという刺激には耐えられません。つまり、数十年に一回は、屋根をはがして防水紙を確認してみなくてはならないのです。

 

・木造から漏水を予防する

家屋が木造である理由は、高温多湿になりやすいアジア・モンスーン地区である日本の気候にあわせたタイプであるからです。木造でなければ家屋内の湿度により、家屋内部は湿度の過度の状態になり、健康的で衛生的な生活は送れません。そして、木造の軽い構造でなければ、家の造りから言って、早期に竣工することも不可能です。ですので、木材を使用して家を建てるというのは、アジアの伝統形状として、またその対策として雨水対策を講じておく必要があります。木造住宅に雨水が入ってしまうと、その木の材質に菌が繁殖し、木材を食い荒らしてしまうかたちになります。つまり、木の繊維質がもろくなり、屋根という重量を支えている意味を失ってしまうのです。つまり、経年変化による家屋倒壊というものは、実は、漏水が事の発端になっているのです。家の屋根の構造を守る初期段階の対策として、漏水対策を行うのは、家を守る上でそのオーナーの責務と言えます。そして、その防水施工には、屋根の外側建材と屋根合板の間に防水紙を貼るだけで済むのです。もちろん、屋根の工事には専門職の方が必要ですし、安全点検という意味でも、しっかりとした業者に頼むことが必要です。

 

・水を抑えることでの耐久性

水を抑えることは木造住宅には必須事項です。ですので、水対策に防水紙を最新のものに交換することは非常に重要です。防水紙をすりぬけて水が漏っているという減少は、屋根の階下の部分で漏水があるかどうかで判断はできます。ですが、家屋室内までその水が侵食しているのは、氷山の一角である可能性は高いです。つまり、階上天井と屋根の隙間の部分にすでに漏水している可能性はあるのです。それが、天井を破ってくれば雨漏りとして診断されます。屋根裏部分に水が入っている時点で、早急に対策を打たなくてはなりません。

木造住宅では、この薄い対策の点で、支柱構造の柱に防水処理を施している場合もあります。ですので、少しの漏水には対応できるようになっています。この防水処理は鉄筋におけるコンクリート造りにも対応している場合がありますが、築年数の増加した場合では、細かく調べてみないと解らないことがあります。この判断は専門家に任せるべきになります。そして、この漏水対策における防水シートの交換ができていることにより、家の耐久年数、つまり築年数の保持はロングスパンで対応できるようになるのです。

 

・防水紙は貼付けタイプになっている

防水紙は貼り付けタイプになっていて、専門の施工業者がシールを剥がして、ぺたぺたと貼っていくだけの作業になります。つまり、屋根材の外側を外しただけで、シートを張っていって、その上にまた屋根材を乗せるだけになります。そして、新築の段階ではその施工は必須となり、事前に施工費に組み込まれています。

その他危険部分として、防水紙が破断していて、その浸水により屋根の木材が損傷を受けている場合では、屋根材の木材交換が必要なケースも有り、中古住宅で長年放置されていた場合では、そのチェックも必要でしょう。家屋に長年居住する場合では、その対策は急務と言えます。そして、家屋への愛情としての必須事項です。

家族になにかあったらいけないとするのが、家の主人の在り方ですし、その点検に際しても、点検と見積もりのみで、業者に依頼することも、家のオーナーの責任となります。

そして、それを賃貸として出す場合にも、業者・専門家のお墨付きであれば、あんしんして居住者は入居年数を増やすのです。ですので、その点検・管理状態が理解できれば、自身で屋根の専門業者に問い合わせてみましょう。

屋根の構造は、天日にさらされ、そして風雨にさらされる現場でもあります。風雨にさらされる現場である屋根では、その防水シートが綿密に貼られていることが、木造住宅の常識です。