雨漏りが起きやすい箇所とは

雨漏りが起きやすい箇所には、以下のようなものがあります。

一つ目は、「屋根の壊れた部分」。
昨今は技術が発達していますが、屋根は風雨にさらされやすい部分であり、スレートのひびなどから雨漏りが起きることはよくあります。
主な原因として挙げられるのは、台風などの外的要因と、経年劣化です。

二つ目は、「ベランダのヒビ」。
屋根と同様、風雨にさらされやすい場所であるうえ、人の出入りも多いので、防水塗膜が擦り切れてしまいやすい場所です。表面(トップコート)のみのヒビならまだしも防水層や下地のコンクリートなどにひびがあればほぼ間違いなく雨漏りを起こしてしまいます。広島県府中市でバルコニーから雨漏りを起こしてしまったお住まいを調査した街の屋根やさんでも紹介同様、防水層だけでなく下地のヒビが見られました。
歩行をする分屋根よりもヒビなどが現れやすいといえますので定期的なメンテナンスが欠かせません。

 

三つ目は、「サッシ枠と防水シートの隙間」。
ここは、外壁の水が浸み込んできやすい場所です。
ヒビ割れなどから雨水が入り込んできやすいので、それを防ぐために防水シートが貼られているのですが、経年劣化などによりサッシ枠との間に隙間ができると、そこから雨漏りが起きてしまいます。

四つ目は、「給排水管」。
ここは見落とされやすい場所ですが、サッシ枠と同じく外壁と防水シートを貫く形になっているので、もし隙間があればそこから雨漏りがすることになります。

五つ目は、「天窓」。
昔よりも雨漏りはしにくくなっていますが、普通の窓でも雨漏りはするのですから、可能性はないとはいえません。

これらの箇所を、数年~10年くらいのスパンでチェックするようにしましょう。